画期的な仏像入門書『仏像えほん』魅力をご紹介

筆者 まふね
筆者 まふね

こんにちは。
こちらの絵本が素晴らしかったので、ご紹介します。

『仏像えほん ぼくとぞうの有頂天たび』
店橋花里たなはしかり (著・イラスト)、 肥田路美ひだひろみ (監修)
2022年 横浜アニメーションラボ

筆者は仏像大好き!本大好き!そして日ごろ絵本に触れている幼子の母です。
具体的な魅力をたくさん感じたのでレビュー記事を書きました。

どんな本なの?買うべきかな?

と思っている方の参考になれば幸いです。

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どんな本?

美しいイラストと優しい物語を楽しめる絵本でありつつ
仏像のしっかりとした解説書でもある本です。

仏像とは何なのか?どんな種類があるの?
など基本的なことを、楽しみながら学べます。

仏像に興味があれば、大人でも子供でもおもしろいですし
日本の文化に触れたい外国の方にも、とてもオススメです。

対象年齢は
読んであげるなら、5・6才から
自分で読むなら 小学校中学年から
だそうですよ
『仏像えほん』対象年齢

以下の点からとても画期的な書物だと感じます。

・仏像を知るための絵本というのは、かつてない(たぶん)
・子供がいちばんの読者層であるため、解説書としてすごくとっつきやすい

類書を上げるとしたら、仏像入門書の金字塔
『仏像のひみつ』(山本勉/著、2021年 朝日出版社)
でしょうか。

仏像を知りたい人のために、やさしくわかりやす~く作られた点が共通しています。

『仏像のひみつ』…文芸書。たのしい文章が好きな方に
『仏像えほん』…絵本。美しい絵が好きな方に

仏像入門書の比較

なお「解説・入門書」と銘打ちましたが、一般の解説書と違って
実物の仏像の写真は載っていません。
お子さんに「xxx寺のxxx像ってどんなの?」と聞かれたら、ご一緒に検索して楽しんでくださいね。

何が魅力?

絵のうつくしさ

かわいらしくカラフルで抒情的。ぐいぐいひきこまれていく素晴らしい絵が満載です。
言葉で語るより、写真をご覧ください!

『仏像えほん』ワンシーン
我が家のマンモスが見惚れています

著者の店橋さんの画力がめちゃめちゃ高い!

お子さんに上質なものを見せたい親御さんの心をくすぐりますし、大人は条件抜きで癒されます。
私などはクライマックスのページで、ぶわっと鳥肌が立つくらい感動しました!

解説がしっかりしている

著者の店橋花里(たなはし かり)さんは、早稲田大学で美術史を学ばれた方。
そして同じく早稲田大学の肥田路美(ひだ ひろみ)教授が、しっかり監修されています。

情報は濃く・間違いないものですね。

仏像の成立背景・種類・時代ごとの特徴・素材・日本の有名な像・ブッダの生涯・印相(手のポーズの意味)etc …

よくぞここまで!という情報量を、イラストで簡潔にまとめておられます。

『仏像えほん』ワンシーン
みんな寄ってきた!見せて見せてーー

美しい絵と質の高い情報で、手元に置いておきたくなる一冊です。

3歳の我が子に読み聞かせてみた

対象年齢は5・6才〜ということですが、3歳の娘に読み聞かせてみました(←英才教育)。

結果、3歳なりにめっちゃ楽しんでます!

絵本の導入にゾウが出てくると「ゾウさんだ~!」とゾウ探し。
あちこちに発見してニコニコ楽しそう!

『仏像えほん』裏表紙
裏表紙にもゾウさん発見!

ほかにも明王や天を見て「鬼~」とか、牛や鳥を見て「どうぶつ~」とか♪
語り口も心地よいようで、何度も「よんで~」と音読リクエスト。
子どもの心をつかむ、すばらしい絵本なのですね。

迷っている方はぜひご購入を

・美しいイラスト満載
・価値ある解説書
・大人も子供も楽しめる

これに加え、ご購入を勧める理由があります。それは
本は一定期間すると、紙の本が売り切れて電子書籍のみになってしまうケースが多いこと。
絵本でも漫画でも一般書籍でも、書店にずっと置かれるロングセラーはほんの一握りなのです。

絵本はやっぱり紙でしょ!

と思いますので、どうぞお早目に😊
たくさん売れれば増刷がかかり、長く本屋さんにに置かれます。
このような素晴らしい本は、書店で多くの人の目に触れてほしいと願っています!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※記事中の画像は、著者ご本人に使用許可をいただいたものです。

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この記事を書いた人
真船きょうこ

イラストレーター・漫画家/仏像描いて10余年 ▶︎京都で日本画や仏像史を学ぶ→デザイナ→漫画家 ▶︎著書に『仏像に恋して』『彼と彼女のヒストリごはん』など ▶︎静岡生まれの関東在住、絵画講師、一児の母。詳しくはこちら

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