東京のおすすめ仏像[ホテル椿山荘の庭園]伊藤若冲の石仏

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漫画「ホテル椿山荘東京、伊藤若冲の石仏」1
漫画「ホテル椿山荘東京、伊藤若冲の石仏」2
漫画「ホテル椿山荘東京、伊藤若冲の石仏」3
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お出かけガイド

どんなところ?

ホテル椿山荘東京

東京都文京区の高級ホテル。
宿泊やレストランのほかフィットネスジムやスパも利用できます。広大な庭園には雲海とライトアップの演出もあります。

「椿山荘」の名前は明治時代の政治家、山縣有朋(やまがた ありとも)がつけたもの。彼の邸宅跡に現在のホテルが建てられました。

庭園の入場は無料ですが、散策の際は必ずホテル施設をご利用くださいね。
椿山荘の庭園

住所、交通、公式サイト

〒112-8680 東京都文京区関口 2-10-8
電話:03-3943-1111(代表)

アクセス
東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」徒歩10分、ほか
詳しくは公式サイトをご覧ください
https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/access/

仏像について

庭園にはこんな石仏があります。

伊藤若冲が下絵を描いた石仏

伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)は江戸時代の絵師。美術ファンに大人気で、展覧会には長蛇の列ができます。
その若冲が下絵を描いた五百羅漢像京都の石峰寺(せきほうじ)にあり、その一部と伝わる石仏たちがここ椿山荘で見られます。

伊藤若冲が下絵を描いた仏像

江戸時代の庚申塔

寛文9年(1669年)に造られたと伝わります。
庚申塔(こうしんとう)って何?という方はこちらの記事もどうぞ

七福神の石仏、7つ

庭園で七福神めぐりができます。庭園マップを見ながらの散策は、宝探しのよう!

椿山荘の七福神像

若冲の石仏が椿山荘にある理由

なぜ京都の羅漢像が東京にあるのでしょう?
理由ははっきりとはわかりませんが、筆者は以下の説になるほど〜と思いました。

明治期の廃仏毀釈で石峰寺が荒廃。羅漢像は一部流出。

当時の大阪財界の重鎮、藤田傳三郎※の手に渡る。
※藤田傳三郎…現在の「藤田美術館」のコレクションを蒐集した実業家

大阪の藤田家から、東京の山縣邸(椿山荘)へ移される。

サイト「煎茶手帖 蝸盧 karo」で資料を交えわかりやすく考察されています。

椿山荘、伊藤若冲が下絵を描いた仏像2
真実はいかに?

まとめ

筆者 まふね
筆者 まふね

緑あふれる庭園での石仏めぐりは、極上のリラックスタイム!

中でもやはり若冲の石仏は素晴らしく、見る者をハッとさせる原始的なエネルギーに満ち溢れています。

高級ホテルで素晴らしい仏像に出会う意外性は、東京ならではの感動。
ご興味のあるかたはぜひどうぞ!

コミック
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この記事を書いた人
真船きょうこ

イラストレーター・漫画家/仏像描いて10余年 ▶︎京都で日本画や仏像史を学ぶ→デザイナ→漫画家 ▶︎著書に『仏像に恋して』『彼と彼女のヒストリごはん』など ▶︎静岡生まれの関東在住、絵画講師、一児の母。詳しくはこちら

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