グルメマンガ試し読み【彼と彼女のヒストリごはん】

こんにちは、真船きょうこです。

漫画家である筆者の代表作の一つ
『彼と彼女のヒストリごはん』

ほっこり男子と、オタク歴女が
今では忘れられてしまった
昔の食べ物を食べるお話です😋

第1話の試し読み記事を作りました。

・食べるのが好き
・雑学が好き
・大河ドラマが好き

な方には特におすすめです😊
それではどうぞ!

主人公の女の子、気になる男性に誘われて居酒屋で待ち合わせ
主人公福島さよ27歳、気になるお相手加藤よしお26歳。さよは周りにドン引きされる「歴女スイッチ」を押すまいと気を付ける
食べ物が大好きな加藤が、ホルモンを熱く語る
さよは加藤グルメトークとほろ酔いで心がゆるむ。二人はメニューに「うるか」という珍しい食べ物を見つける
「うるか」と聞いてさよは歴女スイッチが入ってしまう。加藤が聞いてくれそうなので、語りだす
1582年、武田氏が滅亡。織田信長は徳川家康をねぎらい駿河を与える
家康は信長にお礼を言うため安土に向かう。これをもてなすため信長が料理を用意。…という話をさよがする。加藤は料理の内容に興味を持つ
件の料理「安土御献立」の絵。海の幸山の幸をふんだんに使い6膳まである豪華な食事。うるかもある
加藤がお膳の中に「鶴」があると気づく。鶴は美味しいのか?と考えた子供の頃の思い出話をする
さよが歴史トークを再開。安土御献立を用意したのは信長のデキる部下、明智光秀だった。光秀は家康をもてなしている途中でお役御免となり、その2週間後…
本能寺の変が起きる。信長は暗殺され、光秀も羽柴秀吉に敗れ、生き残った徳川家康が260年泰平の江戸時代を築くことになる
さよが言う。安土御献立は「天下分け目の料理」とも呼ばれると。加藤は早速「うるか」を注文する
うるかが出てくる。うるかとはアユの塩辛のこと。卵と内臓の2種盛りで、まずは卵を食す。旨味が詰まって触感がプチプチ楽しく美味しい!
楽しく飲んで食べて、さよは思う「この人には本当の自分を見せても大丈夫かも」そして内臓の方も食べてみる。ぱく
二人して「苦い!!!」店員が「ちょっとずつ舐めると美味しいよ~」。悶絶する二人の仲は進展するのか?!
画像は全て出版社さんから試し読み用に頂いたものです


お読みいただきありがとうございました。

これがうるか。旨味がギュギュッとつまって美味しい!お酒が進みます。

うるか

漫画に描いた「安土御献立あずちごこんだて」すごいですよね。
再現レプリカが滋賀県長浜市の観光施設「安土城天主 信長の館」にあります。

「安土城天主 信長の館」再現された安土城天主

信長の館にある安土城天主復元

すぐそばには信長最後の居城、安土城があります。(現在は石垣のみの城跡公園)

安土城址の石段
安土城跡。石段が立派!キツイけど楽しい〜

滋賀県の酒の肴といえば、ふなずしも🍶

滋賀名物「鮒寿司」お酒がすすむ絶品

さて漫画の続き。この後2人は
・人は何を食べてきたのか
・食べることは生きること

などと考えながら、信頼関係を築いていきます。

目次はこちら

●コミックス1巻
第1話 信長のもてなしごはん
第2話 大江戸惣菜番付
第3話 紫式部といわし
第4話 戦国のミリメシと謙信
第5話 海軍カレーと森鴎外
第6話 縄文クッキー
第7話 龍馬の妻とカステラと
第8話 勝海舟とお茶

●コミックス2巻
第1話 卑弥呼のごはん
第2話 食べられる城と加藤清正
第3話 芥川龍之介の芋粥
第4話 新選組ごはん
第5話 精進料理と道元
第6話 清少納言とかき氷
第7話 食のタブー

コミックス1巻、巻末の参考文献。しっかり調べて描いた読み物になっております。

少ない量で100円台から読める電子書籍が、ご好評頂いております。


紙の本はこちら

描いていて思った事。
人間は何でも食べて生きてきたんだなーー

食べる事のありがたさや歴史の面白さが伝わり
読者の皆さまの活力になれば幸いです。

コミック
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この記事を書いた人
真船きょうこ

イラストレーター・漫画家/仏像描いて10余年 ▶︎京都で日本画や仏像史を学ぶ→デザイナ→漫画家 ▶︎著書に『仏像に恋して』『彼と彼女のヒストリごはん』など ▶︎静岡生まれの関東在住、絵画講師、一児の母。詳しくはこちら

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